NINTENDO 64 Nintendo Switch Online

『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』（ニンテンドウろくじゅうよんニンテンドースイッチオンライン）は、任天堂が2021年10月26日に配信を開始したNintendo Switch用ゲームソフト。有料オンラインサービスであるNintendo Switch Online 追加パックの加入者向けに追加料金無しで提供されている。

概要

NINTENDO 64のゲームソフトが提供開始時点では8本（海外版では9本）収録されており、今後も不定期で追加される。基本機能は『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』などと同様であるが、巻き戻し機能は非対応となっている。

2023年11月30日にはCERO Zの作品を収録した『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18 』が配信された。日本国外版も同様に一部レーティングタイトルに対応した、『Nintendo 64 – Nintendo Switch Online: MATURE 17 』が現地時間の2024年6月18日から配信されている。

仕様

※点滅表現・明度に関する変更点は除く。

後述した部分以外の仕様は全てWii U バーチャルコンソール版に準拠する。

当ソフトにおける恩恵

ゲーム全体の高解像度化。一部の演出・画面の表示がより鮮明で詳細に描画されているタイトルがある（『スーパーマリオ64』『ゼルダの伝説時のオカリナ』）。
Wiiバーチャルコンソールでは改変されていたテクスチャやエフェクト、点滅表現が全て元通りになっている（『スターフォックス64』『F-ZERO X』『マリオテニス64』など）。
ゲーム全体の60fps化（『パイロットウイングス64』）。
アスペクト比の自動化（『ゴールデンアイ007』『スターツインズ』）。

現時点で確認されている不具合（Ver.2.17.0 / 18 :Ver.1.1.0）

WiiバーチャルコンソールおよびWii Uバーチャルコンソールにはないグラフィックおよび動作の不具合が確認されている。
- スタートメニューの表示に処理落ちが発生する（『マリオストーリー』）。
- 場面によってフレームレートが変動する（『F-ZERO X』）。
- 一部のノイズエフェクトが正しく描画されていない（『星のカービィ64』）。
- ゲーム全体のフレームレートが30fpsに固定されている（『カスタムロボ』『カスタムロボV2』）。
- Wii Uバーチャルコンソールでは60fpsになっていた一部のシーンも含めて30fpsに固定されている（『ポケモンスナップ』）。
- Wii U版では解決されていたグラフィックの不具合が再び蒸し返している（『マリオパーティ2』）。
WiiおよびWii U未配信タイトルでもグラフィックの不具合が少なからず確認されている。
- マリオパーティ
  - 「ソロッタマシーン」の背景が正しく表示されてない場合がある。
- ポケモンスタジアム2
  - 「はしれコラッタ」「ベロリンガのぐるぐるずし」の木材テクスチャが正しく描画されていない。
  - 「じしん」および「じわれ」の割れ目が異なる。
- ポケモンスタジアム金銀クリスタルバージョン対応
  - モンスターボールのテカリ具合がWii Uバーチャルコンソール以前のゼルダの伝説時のオカリナ同様かつ異なる。
  - 「じしん」および「じわれ」の割れ目が異なる。
  - N64シェーダーの一種「グローエフェクト」が省略され、光を使ったエフェクトが異なる。脚注2:55を参照。「モンスターボールの中から光」「れいとうビームヒット時」「なみのりの光」「10まんボルトヒット時」「じしんおよびじわれの衝撃波の下の部分」
- パーフェクトダーク
  - 数えきれないほどのビデオやオーディオの不具合が確認されている。
上記以外の仕様はWii U バーチャルコンソールに準拠しているため、「グローエフェクト」「特殊なミップマップ」といったN64シェーダーに対応していない（『ゼルダの伝説時のオカリナ』『ゼルダの伝説ムジュラの仮面』『マリオストーリー』『ポケモンスタジアム金銀クリスタルバージョン対応』）。