杉原 美代太郎(すぎはら みよたろう、1880年(明治13年)4月1日 - 1975年(昭和50年)3月10日)は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。正四位勲二等
経歴
東京府出身。杉原全徳の長男として生れる。1900年(明治33年)11月、陸軍士官学校(12期)を卒業。翌年6月、工兵少尉に任官し近衛工兵大隊付となる。1906年(明治39年)12月、陸軍砲工学校高等科(12期)を優等で卒業した。
1920年(大正9年)8月、陸軍省軍務局航空課長に就任。1922年(大正11年)4月、工兵第20大隊長に転じ、同年8月、工兵大佐に昇進。1923年(大正12年)3月、電信第1連隊長に就任し、軍務局工兵課長、同局防備課長を経て、1927年(昭和2年)7月、陸軍少将に進級し陸軍技術本部第2部長に就任した。
1932年(昭和7年)1月、工兵監に就任し、1932年(昭和7年)4月、陸軍中将に進んだ。1933年(昭和8年)8月、第7師団長に親補され北海道に駐屯した。1935年(昭和10年)8月に待命となり、同月、予備役編入となった。
1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた。
栄典
- 1901年(明治34年)10月10日 - 正八位
- 1910年(明治43年)9月30日 - 従六位
- 1935年(昭和10年)9月26日 - 従三位
親族
- 妹 黒沢トミ - 黒沢準(陸軍中将)の妻。
脚注
参考文献
- 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 人事興信所編『人事興信録』第10版 上、人事興信所、1934年。


![]()
