阪南中央病院(はんなんちゅうおうびょういん)は、大阪府松原市にある民間病院。地域周産期母子医療センターに指定されており、南河内地域における周産期、母子医療において重要な役割を担っている。
沿革
1973年、「同和地区の医療機関とし、地域住民の部落差別からの解法を医療の分野において推進」すること、「地域住民の疾病治療、救急医療及び健康管理等の事業を実施し、広く門戸を開放して市民のための保健増進、医療福祉の向上をめざす」ことを目的に開院(設立趣意書より)。設立出資金13億円は、大阪府と松原市が折半して負担。用地は松原市が病院に無償提供(ただし府が市に用地費貸付をおこなう)、運営費は開設準備経費1000万円の補助、当初運転資金5000万円の貸付、さらに「経営努力でまかなうことのできない経費」は全額補助(確認書より)という優遇措置がおこなわれているが、赤字を埋め合わせるための府の補助金は12年間で75億円、さらに増設費などを含めると府の補助金総額は200億円を超えていた。
2002年、同和対策関連法の期限終了に伴い、「財団法人阪南医療福祉センター 阪南中央病院」と名称を変更。
2004年には財団法人が解散し、「医療法人財団阪南医療福祉センター」として運営を開始し自立民営化された。
2010年7月には社会医療法人として認定され(周産期医療と小児救急)、「社会医療法人阪南医療福祉センター 阪南中央病院」となる。
2024年10月に徳洲会グループとなる。
診療科
(この節の出典)
- 内科
- 外科
- 整形外科
- 小児科 (NICUあり。大阪府下の新生児相互診療援助システム(NMCS)参加。)
- 産婦人科 (MFICUあり。産婦人科相互援助システム(OGCS)参加。)
- 眼科
- 皮膚科
- 放射線科
- リハビリテーション科
- 精神科(2020年12月29日現在、初診受け入れ中止中)
- 泌尿器科(2020年12月29日現在、初診受け入れ中止中)
医療機関の指定・認定
(下表の出典)
- 救急告示病院(二次救急)
- 公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院
- このほか、各種法令による指定・認定病院であるとともに、各学会の認定施設でもある。
交通アクセス
- 近鉄南大阪線「布忍駅」から徒歩約8分。布忍駅よりやや遠いが高見ノ里駅からであれば一本道である。
- 近鉄南大阪線「河内松原駅」から南海バスに乗車し、「南新町1丁目」停留所で下車
- JR西日本阪和線「堺市駅」から南海バスで約15分、「南清水」停留所で下車
- OsakaMetro御堂筋線「北花田駅」から南海バスで約10分、「南清水」停留所で下車
脚注
関連項目
- 徳洲会グループ
- 松原徳洲会病院 - 近隣に位置する徳洲会グループの病院
外部リンク
- 阪南中央病院ホームページ




