ハーパー(欧字名:Harper、2020年1月18日 - )は、日本の競走馬。2023年のクイーンカップの勝ち馬である。

馬名の意味は、ハープを弾く人(母・セレスタからの連想)。

戦績

デビュー前 - 2歳(2022年)

2020年のセレクトセール当歳セッションに上場され、エフレーシングに8600万円(税別)で落札された。

2022年11月27日、阪神競馬場第6レースの2歳新馬戦(芝2000m)で、鞍上福永祐一にてデビューし2着。12月18日、阪神競馬場の2歳未勝利戦(芝1600m)で初勝利を収めた。

3歳(2023年)

3歳初戦として、2月11日に東京競馬場で行われたクイーンカップに出走。鞍上には新たに川田将雅を迎えた。道中は好位の後ろを追走して直線で馬群の間を伸び、内から追い込んできたドゥアイズと外から追い込んできたモリアーナとの激しい追い比べを制して優勝。未勝利からの連勝で重賞初勝利を飾った。4月9日に行われた第83回桜花賞ではクリストフ・ルメールとコンビを組み、好位集団から直線でしぶとく脚を伸ばしたが4着となる。続く5月21日の第84回優駿牝馬は道中リバティアイランドの後ろをマークする形でレースを進め、直線で鋭く追い上げてきたがリバティアイランドに6馬身突き離され2着と完敗する。夏場の休養を挟んで、秋は10月15日の第28回秋華賞へ直行。好位の4・5番手を進み、直線でいったんは2番手に上がるも後方から追い込んできたマスクトディーヴァにかわされて3着に敗れた。続く11月12日のエリザベス女王杯はクイーンカップ以来4戦ぶりに川田将雅とのコンビで出走。3番手追走から流れに乗ると、直線でも懸命に脚を伸ばして3着と好走した。そして、12月24日の第68回有馬記念では前半は好位で脚を溜め、2周目3コーナーで早めに仕掛けてくるも一杯になり9着に敗れて、3歳シーズンを終える。

4歳(2024年)

4歳初戦として、3月31日に行われた大阪杯に出走。中団の前目でレースを進めたが直線で伸びを欠いて13着に敗れると、続くヴィクトリアマイルでは終始後方のまま見せ場なく15着と殿負けを喫する。秋に入り、10月14日の府中牝馬ステークスでは武豊と新たにコンビを組み、好位から脚を溜めるも直線で失速して15着に沈むと、11月10日のエリザベス女王杯では道中2番手でレースを運んだが力尽きて17着と3戦続けての殿負けとなった。11月14日付けで競走馬登録を抹消、ノーザンファームで繁殖牝馬となる。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comの情報に基づく。

血統表

  • 母セレスタは亜GIのエストレジャス大賞ジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬。
  • 半姉に2022年JBCレディスクラシック勝ち馬のヴァレーデラルナ(父ドゥラメンテ)がいる。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ

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