B4ビターボ(B4 BITURBO)は、ドイツの自動車メーカーアルピナ(Alpina Burkard Bovensiepen GmbH&Co)が2013年11月より発売したクーペまたはカブリオレタイプの高級車である。
概要
B4はBMW・4シリーズをベースとして作成したオリジナルの車である。ボディそのものは4シリーズと共通であり、BMWのエンブレムも付くが、パワートレインは別設計され、大きく「ALPINA」の文字が書かれたエアロパーツやボディ側面のデコライン、特徴的な20インチのホイールが4シリーズとは別物であることを示している。
ボディーカラーはアルピナブルー、アルピナグリーンの他、BMW3シリーズの色すべての色、他シリーズ、廃盤カラーも選べる場合がある(標準ソリッドカラー以外オプション)。内装には標準装備のウッドとしてアルピナ専用ウッド“elm”が使われているが、オプションでピアノブラックやカーボン調、ボディ同色なども選ぶことができる。レザーシートには標準のダコタレザー(5色9種類)、オプションのメリノレザー(5色)、アルピナレザー(ラヴァリナレザー)(15色)から選択することができる。また、シートにひし形マークや、アルピナロゴを入れることもできる。本体価格1,120万円(B4 Coupe)、1,231万円(B4 Cabrio)オプションで右ハンドルも選べる( 25.8千円)20インチの大径ホイールを標準装備(ALPINA CLASSIC Styling III)F8J R9J タイヤはMICHELIN Pilot Super Sport PSS F245/30ZR20(90Y)XL R265/30/ZR20(94Y)XL
0-100km/hは4.2秒、0-200km/hは14.0秒、最高巡航速度(メーカー公表値)305km/hを誇る。
ベースモデルとの違い(F32)
エンジン
- ベースとなるシリンダーブロックはBMWのN55エンジンの物を流用している。
- ただし、N55にはツインターボの設定がないため、専用のシリンダーヘッド、ヘッドカバーを作成。
- クランクシャフトも専用で鍛造の物が使われている。
- ピストンはマーレ製の鍛造ピストン
- タービンは三菱製のタービンを1.2barで過給する。
- もちろんDMEもアルピナ製のため、最終的にエンジンとしては全く別のものとなっている。
冷却系統
- ラジエターファンは強化された850Wの電動ファンがつき、専用のインタークーラーを装備することにより、ノーマル比冷却効率が30%向上、吸気温度を100℃温度を下げることに貢献している。
トランスミッション
- ZF製8HP70 8速スイッチトロニックミッション
- トルクコンバータはアルピナ製。プログラムも専用のものを使っている。
- ドライブシャフトも専用に強化されている。
ブレーキ
- メーカー:ブレンボ製
- フロント 対向4ポットキャリパー ローター径370×30
- リア 対向2ポットキャリパー ローター径345×24
マフラー
- アクラボビッチ製マフラーを装着することにより、BMWノーマル比7.5kgの軽量化に成功
エアロパーツ
- 専用フロント&リアスポイラーがつく。効果としては180km/h時 335よりF,R共に60%リフトを押さえ0リフトを維持する。
関連項目
- アルピナ
- BMW
- 4シリーズ
- B3ビターボ
- D3ビターボ
外部リンク
- B4ビターボクーペ
- B4ビターボカブリオ
- ニコル・オートモビルズ




