オールブラッシュは、日本の競走馬である。主な勝ち鞍は2017年の川崎記念。
馬名の由来は「皆が赤面する。他馬が降参するような馬になるように」との意味が込められている。
経歴
2歳(2014年)
芝を2戦使った後、ダートに転向して勝ち上がりシーズンを終える。
3歳(2015年)
単勝147.6倍で出走した500万下でブチコ、バスタータイプに続く3着と頭角を現すと夏の中京で500万下を圧勝し、レパードステークスにも挑戦した(結果はクロスクリーガーの9着)。
4歳(2016年)
このシーズンは緒戦の1000万下の昇格戦を除き、途中降級を含めた準オープン突破まで8戦連続で1番人気に支持される。
5歳(2017年)
2017年2月1日に行われた川崎記念は準オープン上がりであったこと、またJpnI初挑戦ということもあり5番人気だったが、クリストフ・ルメールを背にスタート直後からハナを奪い逃げると、最後の直線入り口では迫ってきた番手のミツバ、ケイティブレイブを逆に突き放し、追い込んできたサウンドトゥルーに3馬身差をつけて快勝、JpnI初制覇を飾った。
6歳(2018年)
7歳(2019年)
川崎記念とダイオライト記念では共に3着と好走するが、以後は勝ちきれないレースが続き、2019年10月16日付でJRA競走馬登録を抹消し船橋競馬へ移籍すると伝えられたが、大井・藤田輝信厩舎所属となった。
8歳(2020年) - 9歳(2021年)
川崎記念と同じ条件で行われ、同競走への優先出走権も与えられる報知オールスターカップで、人気薄ながら2018年浦和記念以来の勝利を収めるが、川崎記念では9着に敗れた。その後、2月の報知グランプリカップにミカエル・ミシェルとのコンビで出走を予定していたが競走除外。4月のブリリアントカップでは13着と大敗するも続く大井記念では3着と好走する。
6月の短夜賞と10月の埼玉新聞栄冠賞は共に7着に終わった後、年が明けて2021年1月の報知オールスターカップに照準を合わせていたが腰の疲れでこれを回避。高齢で回復が遅くなっていることからそのまま現役を引退した。その後はサラブレッドオークションに上場されるプランもあったが健康状態と年齢を考慮して見送られ、いったんは北海道千歳市の社台ファームで乗馬になることとなったが、1月11日に青森県十和田市のスプリングファームで種牡馬となることが社台サラブレッドクラブのホームページで発表され、1月12日付で競走馬登録を抹消された。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
種牡馬成績
父ウォーエンブレムは興味を示す牝馬の傾向が偏っており種付けが難しい馬であったが、オールブラッシュも難しいところがあり、牝馬が少しでも動くと嫌気が差したり体格の大きな牝馬を苦手にしている。しかし、スノーフラワーという芦毛牝馬の発情時の尿の臭いを嗅がせると興奮することが分かり、スムーズに種付けが可能になった。
脚注
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ


